慢性疲労性症候群について
疲労は誰もが感じることですし、それが続くのもよくあることです。
通常の疲労は、休息をとり、ぐっすりと眠れば改善しますが、強い疲労が続き、十分な休息をとっても改善しないことがあります。
その場合は『慢性疲労性症候群』の疑いがあります。
慢性疲労性症候群は1980年代にアメリカで報告された病気で、日本では現在、30万人~40万人の患者さんがいるとされています。
患者さんは20~50歳代の働き盛りの世代に多く、約2対1の割合で女性に多い病気です。
発症すると・・・「座っているのさえつらいほどの疲労」「微熱や頭痛などの風邪のような症状」「身体中が痛い・力が入らない」「眠れない」「集中力の低下」などの症状が表れるため、周囲の人に『うつ病』と間違えられたり、『怠けている』と思われたりすることがあります。
原因は明確にはわかっていませんが、次のようなことが関わっている考えられます。
①、感染症・・・インフルエンザやヘルペスなどウイルスの感染症の発症後に、慢性疲労性症候群が起こることがあります。
②、ストレス・・・仕事や人間関係など様々なストレスが関係していることがあります。
(今日の健康 2012年 2月号参照)
鍼灸治療について
心身のバランスが崩れていますので、身体を整える治療(睡眠の質の向上・ストレスの解消)がメインになります。