気管支ぜんそくについて

『気管支ぜんそく』とは、空気の通り道である「気道」に慢性的な炎症が起き、そこに発作のきっかけとなる何らかの刺激が加わって、呼吸が苦しくなるぜんそく発作が起こる病気です。

慢性的に炎症を起こしているため、症状がなくても気道は狭くなっています。

そこに何らかの刺激が加わってぜんそく発作がおきると、気道の壁の筋肉が収縮し、炎症が強くなって痰が増え、さらに気道が狭くなるため、呼吸が苦しくなる・・・というメカニズムになります。

主な症状としては、激しい咳(せき)とともに、痰を伴わない『空咳(からせき)』が出たりします。

発作が起きた場合は、気道が狭くなっているために酸素が不足し、『息切れ』が起きます。

さらに、動悸・呼吸困難や、呼吸時にゼーゼー・ヒューヒューと音が出る『喘鳴(ぜんめい)』などの特徴も見られます。

原因により2つのタイプに分けられます。

  • アトピー型 

    小児に多いのが特徴で、特定のアレルギーを引き起こす原因物質(ホコリ・カビ・ダニ・花粉や動物の毛など)により発作が起こります。

  • 非アトピー型

    成人に多いのが特徴で、原因物質を特定できません。

どちらも、タバコの煙・風邪などのウィルス・運動・季節の変わり目・気温差・ストレスなども発作のきっかけとなります。

適切な治療を受けずにほうっておくと、発作が起こりやすくなってしまうので、注意が必要です。

(今日の健康 2013年 3月号 参照)

鍼灸治療について

炎症を鎮め、ストレスが軽くなるように、身体を整えていきます。

治療は長い目で考えなければいけません。

じっくり治療を続けましょう。

必ず病院と平行して治療を受けて下さい。

予防や自己管理が大切になります。

※発作が起きたときは、すぐに病院を受診して下さい。

薬や点滴の方が、症状がより早く楽になります(経験談)。